スタートレック スターシップコレクション USSリライアント

第1号のエンタープライズDの出来と第2号の劇場版エンタープライズの出来の落差が大きかったせいで、ネット上では散々な印象のスタートレック スターシップ コレクション。あと5号のエクセルシオールも出来がイマイチで『宇宙大作戦』が好きなオールド世代してはつらいところだ。しかし、第11号でようやくオールド世代も満足できる船が登場した!

 

f:id:ykx47:20180322134218j:plain

第11号で取り上げられたのは、『カーンの逆襲』のUSSリライアントだ。いつもと同じサイズの青い箱に透明なブリスターで固定されている。内容物もいつもと同じく本体、黒い台座、透明な支柱の3点だ。
毎号共通の青い箱のサイズで中に入る模型の大きさが決まってしまうため、エクセルシオールのように細長いものほど貧弱になり、逆にD型艦やリライアントのように横幅がある船はボリューム感が出る。

劇場版エンタープライズより一回り大きな円盤部の表面には、本体色と微妙に異なる色でアズテックパターンがプリントされており、眺めているだけでご満悦な感じ。当然、頭の中はカーンの逆襲の戦闘シーンのBGMだ。まぁ、興味のない人にはまったく理解してもらえなさそうな感覚ではある。

 

f:id:ykx47:20180322134233j:plain

前回、フルタの1701にガッカリ的なことを書いてしまったが、フルタのスタートレック食玩の出来のよろしくないのは第2弾(ラインナップの半分がエンタープライズだったやつ)に集中しており、第1弾は比較的出来が良かった。リライアントも第1弾に含まれており、スターシップコレクションと一緒に並べてみても悪くない感じだ。

 

f:id:ykx47:20180322134254j:plain

ひっくり返して裏から見ても、塗装はともかくとして、円盤部後ろ側の細かい彫刻などフルタ版の健闘が目立つ。なんかリライアントの模型って「アタリ」が多いよなあと改めて思ったり。

 

f:id:ykx47:20180322134306j:plain

出来の良いリライアントと絡めると不評の劇場版エンタープライズもなんだかそれなりに見えてくるのが不思議(というか見慣れたのか)。この後のサンダーチャイルド、ジェムハダー戦艦も悪くない出来なんで、この調子で頑張って欲しいところである。

良い点:アズテックパターンが塗装で再現されている
    全体のプロポーションは良好
悪い点:パーツの組立精度が低く、継ぎ目が目立つ
お気に入り度(5段階):☆☆☆☆☆