スタートレック スターシップコレクション サンダーチャイルド

そろそろスターシップコレクションの第14号が出るころだが、発売予定など関係なく今回はUSSサンダーチャイルドをいってみたい。

スターシップコレクション第12号のアキラ級宇宙船は映画『スタートレック ファーストコンタクト』の艦隊戦シーンでちらっと映っていた船のひとつだが、メカファンの間では結構人気が高いようだ。一時はポーラーライツからプラモデルが出る、という企画もあったほど(流れたけど)。

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エンタープライズヴォイジャー以外の連邦船は基本、主役船の引き立て役として、いわば敢えてダサくデザインされがちだ。そのため、第1船体とふたつに分かれた第2船体、左右下方に広がるワープナセルで構成されたアキラ級は登場時、スマートなシルエットが印象的だった。斜め前から見ても、斜め後ろから見ても見栄えのするデザインはよく出来ている。

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なお正面の船体登録番号の上に船の名前がないとの批判があるが、映画に登場した船にも書かれていないので、劇中の再現としてはこれが正解だと思われ。

 

 

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ちなみに劇中では戦闘シーンでちらっと出るだけなんで、設定はほとんどないに等しいはずだったのだが、スターシップコレクションの冊子を読むと、デザイナーは用途や運用方法まで考えていたことが判明。ILMのアレックス・イエーガーのインタビューによれば、アキラ級は魚雷発射管18門と第1船体を前後に貫く広大なシャトル格納庫を備えた、重雷装宇宙空母だったのだ!(汗)

 

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アキラ級は模型も珍しいアイテムだが、冊子の解説もマニアックなんで四の五の言わずに買っといたほうがいい、というのが結論。模型表面のディテールが物足りないという感想もあるが、窓は一通り印刷されてるし、劇中のCGには割と忠実だと思われる。なお、組立が粗く、パーツの継ぎ目が目立つのはいつも通り。
あと、第15号からは予約した人の定期購読分のみになるとのチラシが入っていた。

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良い点:初模型化されたこと自体がとにかく嬉しい
冊子の内容も濃いめ
悪い点:パーツの組立精度が低く、継ぎ目が目立つ
お気に入り度(5段階):☆☆☆☆