スタートレック スターシップコレクション ジェムハダー戦艦

さすがにスターシップコレクションを置いてある書店も減ってきた今日このごろ。今回はジェムハダー戦艦を紹介しておきたい。

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ジェムハダー戦艦は『スタートレック ディープ・スペース・ナイン』の後半に登場する敵メカのひとつだ。初登場時にいきなり体当たりでUSSオデッセイを沈めた戦闘機とか、鬱な結末で一度見ると忘れられないエピソード『過信』でUSSヴァリアントが対決した新型艦に比べると、ジェムハダー戦艦はあまりクローズアップされたことがなく、イマイチ印象が薄い気がする。

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デザインもパッと見、ブーメラン型というか航空機っぽく、インパクトがないと感じていたのだが、今回初めて立体を手に入れて印象が大きく変わった。左右の主翼が前向きだけではなく、下向きにもカーブがついているため、見る方向によって見え方が微妙に変わる面白いデザインになっていることに(ようやく)気づいた。

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台座に載せて360度ぐるーっと回してみると様々に表情が変わっていく、実に味のあるデザインだった。付属の冊子を読むと、A4スカイホークがアイデアのヒントになっているとのことだが、完成版にはあまり面影は感じられない。しかし、途中のデザイン画を見ると、いかにも航空機的なラインのものもあったりしてなかなか興味深い。

f:id:ykx47:20180322141216j:plain映像だけでは把握できないマイナーな宇宙船も実際に手に取っていろんな角度から眺められる、というのは模型の大きな魅力だと再確認させられた。この調子でマイナーな船もガンガンいって欲しいところだ。 良い点:模型のおかげで初めて形状を理解できた 

 

良い点:模型のおかげで初めて形状を理解できた

    冊子掲載のデザイン画も興味深い

悪い点:パーツの組立精度が低く、継ぎ目が目立つ

お気に入り度(5段階):☆☆☆☆